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2010年7月19日 (月)

瑞穂黒松 剣菱(兵庫県神戸市灘区)

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えらくたいそうな冠名が付いていますが、つまる所
「剣菱」です…
まぁ、「純米酒 剣菱」と言う味気ない名前よりは遙かに良いです。

ふつーに売っています。4合(720㍉㍑)で約1600圓。
灘の酒もこれくらいの値段からは「うまい酒」になってきます。

申し訳ありません。白鶴もそうですが、4合1500圓以上とそれ以下は「別物」です。
それくらい味に差がありすぎる…
(勿論例外もあります。安くてうまい「ふなぐち菊水一番しぼり 本醸造」など)

広島の日本酒に「旨口(やや甘口)」が多いのは「軟水」だからなのです。
(理由は色々あるのですが、書くと結構な長文になるので、検索エンジンでお探し下さい)
ドイツワインに「甘口かつアルコール度がちょっと低い」物が多い理由も見えてくる…と思う。

その点「灘」の水は「硬水」なので、元々醸造に適しており、しっかり発酵出来る為、
キリッとした力強い酒になります。

この「瑞穂黒松剣菱」は「灘の酒」らしさが十分出ている上、
必要以上に「ろ過」していないので「濃厚」な味わい。淡い山吹色。
日本酒ってこんな味だよね。という「典型的な日本酒+深い味わい」が楽しめるオトクなお酒です。

あゝ、何故日本酒を「清酒」と言うのか?につきましてちょっと説明を。
現代の日本酒は(限りなく)無色透明になってしまったから。
元々の日本酒は「薄い竹色~薄い山吹色」なのです。
しかし、日本酒は保管状態が悪いと「薄い赤茶色」になり、風味が大幅に損なわれます。

ですから、(正常な水色でも)色の付いているお酒は問答無用で「品質が悪い」と
思われた結果「活性炭ろ過」等の方法で色を抜くようになりました。

例の「全国新酒鑑評会」でも、色が付いていると「大減点」された時期があったので、
結果として「無色透明化」を後押しすることになりました。

その際、どうしても風味が若干削がれるので「過剰なろ過」にならないようにするのが腕の見せ所。

しかし、どうやっても「風味が下がる」ので、近年「無ろ過の原酒」を売る酒蔵が増えています。
日本酒の「原酒」ってアルコール度約17~20度(%)なので、通常は「水」で割って15度程度にして出荷しています。
(これはアルコール度数により「酒税」が高くなる→売値も高くなる→高いと売りにくい。という理由もあります)

おことわり:平成18年の酒税法改正により、現在「清酒」の税率は一律です。
詳細は国税庁などのHPで熟知すべし(平成22年8月29日訂正)

本来の日本酒(原酒)は「しっかり熟成」されていれば、ちょっとやそっとで駄目になる物ではないのですが、
「非常にデリケートな酒質ですので、冷蔵庫で保管して下さい」という「金賞酒」は結構ある。
これは「現代」だから売れる代物で、江戸時代だったらとても売り物にならない。
運んでいる最中にだめになるから。

何故日本酒離れが起こったのかを考えると、どうも日本酒は無個性になり「自滅」した感が強い。
しかし、近年「これじゃいけん」という杜氏さんが増えており、地酒を中心に昔の酒造方法に戻りつつある。

量を呑みたい向きはそんなに多くない。だから紙パックに2㍑詰めても「美味しくない」物はあきまへん。

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(おまけ)
普通4合壜(720㍉㍑)は「スクリューキャップ」が殆どですが、
「剣菱」は1升壜と同じ蓋なのがうれしい。開けやすく、蓋も簡単。ポンと叩いておしまい。

スクリューキャップは思ったより「開けにくくなる」(特に甘めの日本酒だと、エキス分が固着してしまう)とか、
壜詰時、スクリューキャップの締め込みが甘く、壜を横にして6ヶ月も保管すると「漏洩事故」が発生していた…なんて事もある。
(これは実体験。「ある会社の製品でのみ」複数回発生している現象。お気に入りの蔵だけに残念)

お酒は美味しく適量を。自分を失う程飲んではならないと「世界で一番出回っている本」にも書かれています。

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