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2012年12月 2日 (日)

土木関係者の端くれとして,情けないこととなりました。

トンネル本体の覆工コンクリートは損壊していないものの,
構造体(吊り金物およびコンクリート版)の崩落の結果,
看過できない事態となりました。

事故に遭われた方に対し,哀悼の意を表します。

直したくても,直せなかったのだと考えます。
だって,物流のサブルートを数ヶ月「全面通行止め」での修繕を,
現代日本の世の中の皆様が赦しますか?

・早くやれバカ
・わしらが何で遠回りして,無駄な時間を取られにゃならんのじゃ?

残念ながら,そういう人,沢山居ます。
事故や災害など,真に已むを得ない事象でもクレームの電話は
必ずあるのです。
ほんの30分も「待てない」世の中なのです。



コンクリートから人へ

そう言われても,「生活保護費」を「真に困窮する者」に支給し,
「真に困窮している人」に「促して」やっと最低限の生活が出来る。
ほんの一昔前までは,そういう日本でした。

いまや「如何に上手く受給するのか!」という「テクニカルな面」
を知った者達が,宜敷やっている側面が観られる事態となっています。

体を患う者,働きたくても働けない者。そういう者を救済する制度が,
「好きな仕事が無い」→「ナマポを貰おうそうしよう」

結局「働かざる者食うべからず」から「働いたら負け」になったことが
今回の遠因と考えます。

新しい構造物は続々落成して行きます。
しかし,「維持管理」物件は「廃止もしくは閉鎖」しない限り,
メンテナンスが必須です。

昭和40年代頃までは,「失業対策事業」として,
林道を作ったりなど,「健全な身体を有する者」は
働く場所を提供し,糧を得ることができていました。

さて,現在はどうでしょう?
広島県の最低時給は,平成24年10月引き上げ改定後でも
「719円」です。
週40時間労働で,月収約13万円弱。
ここから
・所得税
・国民健康保険料(税)
 ※パートだと,所謂「社会保険」に入れて貰えない方が殆ど。
・国民年金保険料(原則,全員加入)

これら諸々をかっ引かれると,手元には10万円も残りません。
これでどうやって「人並み」の生活が出来ると云うのか?

生活保護はそう簡単に受けられないものの,
・医療費全額免除。勿論国保(税)は支弁できないから無料。
・国民年金保険料(同上)
・所得税(最低限の生活費だから,ここから所得税は取れない)
・冬は暖房費として加給がある。
等で,12万円丸々「使い切らなくてはなりません!」

だって,貯金できている→必要最低限の生活以上が出来るんじゃね?
という「法の解釈」があるからです。



この調子ですから,国自体がジリ貧となり,
国家予算の半分が「国債」という「オカシイ予算編成」となっています。
誰かが誰かの取り分を掠め取り,成金と大勢の貧乏さんが生じている。

どうやったら,「維持管理費」を捻出出来ましょうや…
新しい道路は,古い道路が「危険すぎる」とか「狭小すぎる」などで
メンテナンスの代わりとして「作られる」側面もあるのです。

新規建設費は毎年,減らされる一方。(ゼロにはなっていない事に留意を)
そして「維持費」は「横ばい」のままなのだから「マシだろう」となっていますから,
結局,早急に直したいけれども「直ちに問題とならない」程度で「維持」するのが
精一杯なのです。

元々,日本は資源も乏しく,自給自足だと元々の人件費が高いので,
「生きるだけでもお金がかかる」国なのです。
だから,昭和50年代までは「もう一寸豊かになれば…」と思いつつも,
食べて,たまには遊べる世の中だったのです。

今や,「正社員」になること自体が「目標」になる世の中ですから,
「目標達成」の暁には「燃え滓」になっているのですよ。
こんなんで,どうしてマトモな人材が育ちましょうや?



結局「グローバルスタンダード」は「日本では適用不可」だったのです。
上手く行っていた仕組みを「いじり壊した」のです。

其れは,わたくしを含め「欲」に負けた現代日本人が辿り着いた結果です。

金がかかる国。だからお金を世の中に回し,其れなりの収入を担保する。
商品も食べ物もちょっと高いが,やってやれない事は無い。

ほんの40年前,オイルショック以降10年は「暗い70年代」と云われますが,
街灯も少ない。道路の照明すら間引かれていた時代があったことを
綺麗さっぱり忘れてしまっているのが,今の私達なのです。



お金が無いから「やりません」は理由にならん!と
仰有る方がいますが,無い袖は振れません。
私としては,4人家族で年収500万円以上から,
曾ての「累進課税」に戻すことを希望します。
1億円以上持って帰る方は,その六割を「税金」で取られますが,
分母が大きいので,4000万円も残るのです。

持っている方,持っている所からは,申し訳ないが
「金持ちがお恵みをすると徳が上がる」と理解して戴き,
当面甘受して下さると,日本国民全員がそこそこ幸せになれるはず。

だって,昔はちょい貧乏でも幸せだったのですから…

もはや,この国はそこまで疲弊しているのです。
一番大切な「其所に住まう人」自身が。

それか,太平洋戦争直後のように,平等に全員ドカ貧になるしかありませんね。
あれは酷かった。後遺症は昭和50年初等まで続いたのですから。
(戦前の物や,昭和30年初頭の家電が20年以上,大切に使われていた。
修理して使う。今みたいに安い代わりに修理できない造りにできなかった)

トンネルと全く関係が無いようで,物事の本質は複雑に接続されている。
世の事象とは,単純単簡なものではないのです。
平均化を目標に,やり過ぎたのでしょうな。
想像力の無い,バカばっかの世の中にしてしまった。
わたくし自身,今回の事象は身を切られるように辛い思いであります。

直したい所はいっぱいある。でも出来ない。
良い物を造りたい。でも・元請→下請→孫請で食べて行く仕組みに
世の中全体がなっちゃったから,カーストも良い所。
どうしても「ギリギリの性能しかない」物しか出来てこない。
「オーバースペック」は「過大設計(無駄)」と見なすから。
全部コスト(お金)で物は判別できるのだと。
人を見ずして何が「技術」だ!
人のためにならない物の何が「便利な物」だ!
みんなが一所懸命さもしい人になろうとしているように見えて仕方が無い…

元請は(別の苦労はあるだろうけれども)下の取り分を「掠め取る」
香具師の様な者が沢山居る。其れが看過され,
ましてや「そういう者がお利口さん」。
そういう世の中になってしまっている。

このことが本当に歯痒く,くやしく,そして情けない…

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