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2015年4月17日 (金)

追悼・愛川欽也さん

知っている人は知っている。
ロンパールームのおねえさん(うつみ宮土理)はすでに立派な芸能人。
ロンパールーム放送前の時間帯に放送された「おはよう!こどもショー」で,
ロバの着ぐるみの中の人だったのが若き日の愛川氏。
役者志望ながら色々な仕事をやっていらした。

時にハクション大魔王の「それからおじさん」や,
いなかっぺ大将の「ニャンコ先生」といった声優までやり,
そのうち目的であった芝居,テレビ番組の司会業に進出し,
遂に冠番組を持つに至った大器晩成の人であった。

また,昔の番組を回顧する番組で「世界名作劇場」を
取り上げて「どうして今のテレビはこういう優しい物が出来なくなったんだろう」
と発言したりと,自分に正直に生きた人であった。

その昔,料理番組で供されるカボチャには手を付けないことについて,
「むかし食べ過ぎたから,もういいんだ」(戦争中のひもじさを思い出すから)
とやんわりと交わしていたことも思い出される。

なお,此方では「出没!アド街ック天国」はテレビ東京系列局がないため,
不定期放送であり,近年テレビで拝見することもほとんど無かった。

なにも菅原文太さんとは映画「トラック野郎」シリーズで
共演していたからといって,ここまで付き合うことはないだろうと思った。

また一人,味のある,誰も真似できない個性の持ち主が居なくなった。
さみしくなるね。



本当に昭和は急速に無くなって行ってしまっていると考えさせられる。
そう。昭和50年代までは本当に日本は物が無かった。
特に地方は戦後すぐ,昭和30年代前半の物もずっと使われていた。
其の後,修理して使わない文化は昭和末期のバブルに始まり,
平成十年代になると本格的となった。

今や,人も使い捨てる「総アウトソーシング時代」という
恐ろしい状況に至ってしまった。
さて,今受託して仕事している人もいつかは退職・引退する。
そうなった時,一体誰にやってもらうつもりなんだい?

ベテランが引退すれば,一番大切な「失敗データベース」を
一瞬にして喪失することとなるから,十年,二十年先を見据えて
一定数を安定数雇用し,篩い分けで残った者が次世代を育成する。
こんな「当たり前のこと」を「理想論」と一瞥する今の上級管理職は,
今さえ良ければ良いんだ病患者としか考えられない。

ま,本人が介護保険を使う側になった頃に身を以て知ることになるよ。
このまま行くと,ヘルパーさんは外国出身者か同世代の「老人」だ。
さんざん人を使い捨てた当然の結果。甘受する覚悟を。



今の日本は大器晩成形には厳しく,育つまで辛抱強く待って貰えない。
だから,愛川欽也さんのような「そこに居るだけで明るくなる」芸能人は,
今後出てきたとしてもごく僅かだろう。
人間も他の生物同様,早熟・標準そして晩生とあるのにも関わらず…

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