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2015年6月27日 (土)

神経性疼痛を軽減するという発想(トラムセット(R)配合錠)

※病状をを判定し,療法を定めるのは医師です。
 痛みが長く続く際は,早めに病院・医院に行ってください。

※この薬は副作用(特に悪心)で中止もありますから,

 副作用かな?と思ったら薬剤師・医師に相談して下さい。
 気持ち悪いのに無理して続ける事は無いのです。
 (今は医薬品の種類が増えたので,他へ切り替えることが出来る)

※この医薬品であなたの症状が改善するかは不担保です。

 あくまで,一事例に過ぎません。

腰椎ヘルニアであることは以前に記述したのだが,
痛い物は痛いので,我慢してまで体を動かそうと思わなくなり,
偶に散歩をやったり,電車に1時間以上座ったりすると,
数日~1週間は腰痛や右足のしびれを生じ,どうしようも無い。
現に日常生活に支障を来し掃除も碌に出来ない。

もう少し何とかならないか?
「痛みが緩和されれば,動きはじめられるのでは?」
そう考えたのである。(考えると言うよりも本心である)



(従前通っていた整形外科にて)

わたくし:
このまま痛いのや痺れを我慢し続けることは正直飽きたので,
(この程度の症状では)手術は無いだろうが,
よりよい治療が無いかを総合病院で診て貰いたいので,
紹介状をお願いします。

医師:
わかりました。連絡とっておきます。

これまで
ロキソプロフェンNSAIDs消炎鎮痛剤)
メチルコバラミン(活性型とされるビタミンB12)

により維持していたが,神経が圧迫されて痛みと痺れを
生じているのでロキソプロフェンは意味が無いのであったが,
対症療法として街の整形外科医師は処方していたのである。



(総合病院にて)

医師:
紹介状と共に送って貰ったMRの画像を診たところ,
それほど酷い状態でも無いです。
痛みと痺れはどのようなものですか?

わたくし:
腰は鈍く痛み,時に刺すようなズキッとした感じがあります。
痺れは椅子に1時間程度座り続けると生じ始め,
臀部が痛み主にアキレス腱から足指先にかけて,
脚の外側に痺れが出ます。(下降性疼痛)

このようになると,その日の夜,眠る際に仰向けになると
アキレス腱から足の指に痺れが生じ,1時間以上寝付けない事も。

なお,前の病院で牽引療法も進められたが
他の人に相談したところ「あまり意味無い」と言われたので,
現状以上の治療は難しいと思い込んでおりました。

医師:
そうですか。
牽引療法は一定の効果はあると思います。
しかし牽引療法は意味無いと言った人,医師では無いのでしょう?
よりよい治療を受ける気持ちを持つのが普通ですし,
(その)判断は医師がするんですよ。

では,神経痛の薬を出しましょう。
これで1ヶ月様子を見て調整していきましょう。



(雑感)

総合病院の整形外科は外来患者が多く,
予約時間に行った物の,軽く90分おくれであった。
総合病院の医師は大変な激務だと思う。
だって,診て貰ったの12時30分。
いつ食事を摂るんだろう…

という雑感はこの辺りまで。
処方されたものは下記の通り。

トラムセット(R)配合錠
 トラマドール塩酸塩37.5mg/アセトアミノフェン325mg 朝食後と寝る前各1錠

P1030859j

リリカ(R)
 25mg 朝食後と寝る前各1カプセル

P1030857j

リリカは割と末梢性神経障害性疼痛によく出される。
人によっては「抗うつ剤」みたいで副作用(主にめまい・ふらつき)
があって投薬中止となる事もある。
これはリリカの作用機序が抗うつ剤に似ており,
実際,抗うつ剤(サインバルタ(R)など)を応用している事例もある。
薬が合わなければその旨を医師に伝え相談しましょう。

それよりもトラムセットって何?ってなったのだが,
「麻薬系鎮痛剤」とある…
鎮痛に特化された特殊なオピオイドであり,
副作用も比較的軽いかほぼ感じない。
構造がオピオイド特有の物を有するのでこうなる。
「麻薬」って聞こえが悪いけど「痲薬」が元の字であり,
しびれ薬≒麻酔的な効果のある薬という意味らしい。

モルヒネは癌の疼痛を抑える薬として用いられるが,
必ず起こる副作用は「便秘」である。下剤でコントロールする。
あと,日本ではモルヒネを痲薬指定しているので,
使用者本人が使用した日付と量を記録しなければならない。

このようにモルヒネは鎮痛作用も強いが副作用も強く,
何よりも麻薬及び向精神薬取締法
麻薬指定されている物なので現実問題,使えない。

しかし,ロキソプロフェンジクロフェナクという消炎鎮痛剤を
漫然と神経痛(疼痛)に処方しても意味が無い。
副作用による害もあるから,モルヒネの欠点を取り除いた
医薬品が日本で扱いやすい処方箋薬として出てきた訳で,
トラムセット(R)配合錠は販売開始が2011年7月なので,
そのうち開業医でも処方されるようになってくるのだろう。

ただし,トラマドール塩酸塩にも副作用がある。
オピオイドはもれなく便秘になる可能性があり,
トラマドール塩酸塩も例外では無い。
また,吐き気も良くある副作用なので,
医師により吐き気止め(ドンペリドン)を併用することもある。



(現状)

わたくしには良く合った模様。良く痛みを軽減している。
ただし,腰の鈍さや重さが生ずる日もあるし,
降雨前に右脚の痺れが強くなるのは相変わらずである。

まず,服用を初めて1週間経った頃から,
痺れはあるが鈍い痛みとして後に残ることが減少し,
少々の荷物を持って歩くなど,腰に負荷が掛かることも
ある程度出来るようになった。

右足も痛みも減少した。従前アキレス腱辺りが鈍く痛かったのだが,
これは生る事が減少した。しかし痺れは相変わらず生じる。

なにより夜,小一時間は脚が痺れて眠れません…という事が
かなり減ったのは助かる。寝られるというのは良いことばっかりなのだ。
体のリズムが整い始めると,体を動かせるようになってくるので,
少しは散歩や運動,掃除をやってみようかという気になってくるし,
実際少しづつではあるが,やれるようになり始めている。

ただし,近年(特に昨年)は痛いので体を動かしてこなかったから,
急に動かす(やり過ぎる)と堪えるのは当然である。
オーバーペースにならないよう気をつけながら養生する。
あとは冬,足が冷え切ったときの痺れは辛いので
次の冬は良好に過ごせれば良いなぁ。と思う。

神経性疼痛に対する療法(対ペイン)は,
「まず痛みを取って楽になって貰おう」。
そして痛みに対抗できれば,体を動かせるようになって,
筋肉が付いて体幹がしっかりしてくるから,
予後も良くなって患者の状態も良くなる。
病院に通う頻度も少なくなるから医師も楽になる。
そして社会の負担(社会保障費)の軽減につながる。

※※※

トラマドール塩酸塩を使っていると言うことは,
作用機序からして「そうなるだろう…」と思われる方も居るだろう。
このオピオイド(トラマドール)は鎮痛に特化した物であり,
少し毛色の異なるオピオイドであるからこそ使えるのだ。

せっかく有用かつ副作用が少ない医薬品が
使われ始めたところであるから,
間違っても何処の重役のような事はやってはならないのである。
実際あれは米国でも乱用が問題視されている医薬品であり,
日本では滅多に処方されないのは,その副作用に難があるからである。

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