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2015年10月31日 (土)

旭化成建材(株)の杭工事施工物件における不具合等について

平成27年10月20日
旭化成株式会社
旭化成建材株式会社

と,旭化成建材株式会社のWebサイトで公表されている資料なのだが,
「不具合」と書いているのは不満である。
今後の進展(下手すれば司法で争う)を見据えてなのだろうが,
正直「施工不良」の何物でも無いなぁ。



(あらまし)

本件は二次下請負業者たる旭化成建材が
DYNAWING工法によって施工したる基礎杭が
支持層(規程の強度を有する地層・岩盤)に
到達しているとする傍証(電流計記録)を
鉛筆舐めちゃった(引用・複写・転用・流用等々)
疑いがあって,当事者が困っているのである。

(わたしくの疑問)

・工事着手前調査でボーリング調査は必ずやるから,
 支持層の位置を読み誤るとすれば,
 施工に携わった者が地形・地域の地層特性に疎かった。
 (想像力不足)
・旧海岸線,埋立地,関東ローム,シラス台地など,
 地下15㍍でも軟弱な地層があるから,ボーリングの結果
 だけで特性を考慮することは,わたくしでも出来ない。
 (某地方都市もボーリングすれば,シルト層が出る所がある)
・戸建て住宅ならば,上物の重量が知れているから,
 余程の軟弱地で無い限り,フーチングを大きく取るなどで済むが,
 「マンション・アパート」だと,コンクリート重量からして
 強固な地盤支持を得るための「基礎杭」であるから,
 支持層に不到達となる「摩擦杭構造」は岩々な地域以外,まずない。

(工法の特徴)

・市街地などでは,昔よくあった「ハンマ杭打ち」は出来ません。
 (振動による周囲の建物などへの毀損の怖れ,騒音)
 この工法だと,ハンマ杭打設が無いので
 気になる振動・騒音は建設機械のエンジン音程度で済む。
・地下十数㍍までは,比較的柔らかい地層であれば,
 らせんドリル形の切削器で掘り進むことは容易である。
・ボーリング調査で支持層の深さが解っているので,
 支持層まで掘り進み,セメントミルク注入後,
 杭を挿入または沈降させて完成。

要は,基礎杭の長さは支持層まで僅かに足りなくても,
支持層まで掘り進んでセメントミルクを入れているから,
支持層が杭を含む基礎を支える形になるから,
ボーリング調査による知見が正しく行われ,
基礎工事(実地)実績によって,調査結果が信頼出来るなら,
基礎杭材料も同じ長さで作製して施工できるから,
一番面倒くさい「支持層が浅く,杭の頭が地表に出る」なんて
不細工な事が起こらない。

(起こったことからの推察)※わたくしの妄想であることに注意。

・ボーリング調査箇所は3箇所(四隅のうち3つ)はやりたいが,
 行程と費用面から2箇所で済ます事例がある。
 元請が「いらない」と言えば,それまでである。
・最初の数カ所は気をつけてやっていると思うよ。
 一番面倒な「支持層が浅くて杭の頭が地表に出る」と,
 基礎杭の手配をやり直さないとならないとか,
 すでに入れている杭の処理をどうするのかなど,
 考えないとならない事が沢山出てくるから。
・最初の数カ所が設計どおり(支持層の深さが想定どおり)ならば,
 後工程も詰まっているし,次の工事現場の入場日程もあるから,
 いけいけどんどん状態になる。
 (これは,どの業種でもある。順調というものである)
・杭を入れる穴を開けて,支持層に到達すると電流値が特異となるから,
 そのことを以て「支持層到達」とするのだが,全部が全部,
 理論どおりになってくれないのが現場(実作業)なのである。
・しかし,支持層まで掘るから,らせん穿孔機の入り具合は,
 実際に施工している作業員・オペレータは,やっていて解る。
 (進みが遅くなった。硬いね…)
・ボーリング調査によって,硬い層が数層あって,突き破ると
 柔らかい層があり,最終的に支持層があるから,作業中に
 「石(転石)」に当たっても,進みはおそくなるから現場経験が必要。
・しかし,「経験則」は「客観的な証拠(検査データなど)」となり得ないため,
 「十分硬いから大丈夫」で掘削を止めても,数値で証明できない。
・もともと,カツカツの工期。次の現場が待ってる。
 安く請けているから,数こなさないと給料の元にならないのだ。
・元請「でもね,きちんと検査データは下さいね!」
・そんなぁ。
・鉛筆舐めた。
・どうせ見えなくなるんだし,基礎コン打てば一体化するから持つよ
(これが一番怖い。後で露見して裁判になったら絶対負けるから)


だから,普通なら手間だろうが時間がかかろうが面倒だろうが
皆「正直太郎」な仕事をやるんですわ。

まぁ,どんな仕事でも常日頃から「裁判になったら」なんて考えている人は,
正直あまり居ない。一担当レベルにそこまで求めているとするのならば,
相応の地位・役職であり,統括する者だろうし,
一担当に「それやっちゃ駄目」って指導する側であろう。

ここまでならば良くある話だし,実際良い物が出来ていれば
話がここまでこじれる事も無いのだが,

・どうもデータの流用は一担当者の問題では無いらしい。

こうなると,もはや,どうしようも無いから,正直社内調査をやった所で,
数日程度では結果を公表できる筈も無い。
顧問弁護士に相談だ!事案になっているのである。

(これから予想される展開)

・この分野(建築資材・建築/建設工法と施工)からの撤退。
 (同業他社に事業売却・譲渡など)
・建設業法によって処分があれば,子会社の廃業。

正直,平成十年頃~の建設/建築は動く金額は大きいが,
出て行くお金も多いので,びっくりするほどは儲からない。
人件費材料費燃料代建設機械損料安全費電算機使用料建設保険費用等々



まぁ,土木建築業界って,元請/よくて一次下請負業者しか儲からないんだよね。
だって,下に出すのは七掛けってのが,この業界の常識だから,
二次下請負業者は当初予算の約半分でやるんだからさぁ。

たしかに,旭化成建材株式会社は擁護できないけれども,
工法(技術)と人(技術者)と資材(工場)を遊ばせておく訳にも行かず,
仕事をやらないよりは,安くてもやった方がマシだとなって,
よいよ儲けも碌にない(上手くやって,儲けゼロ)仕事を,
仕方無くやっているのは,良くあることである。

だから,ここ数日,基礎杭施工業者のみ社名を出して報道しているのは,
ビッグスポンサーたる元請負業者への遠慮,下手すれば
「被害者だ」と思っているのかも知れないが,
指くわえてみてるだけで当初予算の三割取るんだから,
最終的には元請負業者の責任なんだな。

あと,一次下請負業者たる株式会社日立ハイテクノロジーズ
(国土交通大臣許可 第014017号)

矢面に殆ど立っていないが,一次請で七掛けの七掛けで下ろしてるはずだから,
元の工事金額の21㌫を,実質何もしないままに貰っている筈なんですが,
実際はそのほぼ全てを受け取らない代わりに,全てを○投した場合,
これは民間工事だから不問だけれども,公共工事だと役所に怒られるよ。

・○投禁止は,その責を明確にするため禁止されております。
・また,不当な金額で下請負契約をすることは,
 およそ適正な施工が行われるとは考えられないため,
 品質保証・労働者賃金の適正支給の観点から認められない。
・下請負契約を結ぶ時は,国の外郭団体が定めた
 共通契約書および約款を用いることを推奨されています。
 (下請負契約について,工種および金額を積み上げて書く。
  「基礎杭工事一式」)といった,どんぶり勘定的表現は
 
 やらないように国交省などから指導されている)
・建設業登録業者であれば,この事は知っているだけでは無く,
 行わないとなりません。「 」が付いていれば尚更。
・特に,平成23年以降は中間・完成検査でも厳しく見られますよ!
 阿倍野経済学により,平成26年度まで公共事業に金を突っ込んでたから。
 実際は,労務単価を上げたのに,下請労働者の給与は殆ど増えてないが…

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